月経痛
月経痛(生理痛)が強く出て日常生活に支障が出るレベルの症状を月経困難症といいます。
腹痛が強く出て鎮痛剤が必要になったり、仕事ができない場合は、月経困難症といえます。
月経初日から2日目ごろの出血が多い時に症状が強くなります。子宮の入り口が狭いことや、プロスタグランジンという物質が過剰になることで、子宮が強く収縮することなどが原因になります。
月経前4~5日から月経後まで続きます。子宮内膜症や子宮筋腫、子宮腺筋症などが原因になり、20代以降に多くなります。
原因となるプロスタグランジンを抑える鎮痛剤(ロキソニン、ボルタレンなど)が有効です。痛みがひどくなる前に使用するとよいでしょう。
子宮収縮を抑えるお薬を合わせて使うこともあります。
排卵や子宮内膜が過剰に厚くなることを抑えることで症状が緩和します。
器質的月経困難症では、それぞれの疾患に応じた手術をおこなうこともあります。