まどかレディースクリニックの医師は女性です。スタッフも、来院される患者様もすべて女性のみです。男性の医師では抵抗のある方でも、抵抗なく来院することができます。また、女性であるからこそわかることもたくさんあります。どうぞ安心してご来院ください。
病気が治る一方で、置き去りになる
こころの傷。
女性特有の病気から、
からだとこころの両方を支えていきたい。
まどかレディースクリニック
院長 高橋 円(たかはし まどか)
このホームページを見てくださっている皆様、閲覧していただきありがとうございます。
そして、はじめまして。私は、ここ、まどかレディースクリニック院長の高橋円(たかはしまどか)です。
私は札幌医科大学の医学生として学んでいた時に、朋佑会札幌産科婦人科の郷久先生による「婦人科心身症」の講義を受け、女性をからだとこころ両面から診療していく分野があることを知りました。
「まさに自分が思い描いていた分野だ」と感銘を受け、すぐに郷久先生のクリニックに見学に行きました。
大学卒業後は札幌医科大学付属病院婦人科での研修に引き続き、地方中核病院で産婦人科医として研鑽を積み、その中でたくさんの患者さんと出会いましたが、一般的な薬や手術だけではなかなか症状が改善しない方がいることを実感しました。一方で患者さんの抱えている悩みや辛さに耳を傾け、一緒にこれからを考えていくことで症状が軽くなっていく方もいます。
『これが「心身症」というものなのだ』、『からだの症状だけを治すのでは十分ではない』、『女性のからだとこころをキチンと診ていく必要がある』と強く思うようになりました。
からだの不調がこころに重くのしかかりストレスになる、こころの傷になるということもあります。
こころにある不安や悲しみがからだの症状になって現れることもあります。「心身相関」「心身一如」ということです。その結果それまでの自分らしい日常を失ってしまうことも。医師が病気を治すだけで、すべてが解決するとは限りません。病気で卵巣や子宮を失う必要があった方にとっては、「病気が治ったら良かったじゃないか」と簡単にいかないこともあります。からだは回復していきながらも、置き去りにされるこころ。こころには「大きな喪失感」、「深い悲しみ」、「病気の治癒とは別の場所にある、女性のこころ」、「からだだけを診ていくだけでは十分ではない」医学生の頃から思い続けた、この思いから女性心身症を専門としてきました。
そして「女性のからだとこころをしっかりと診たい」という強い願いは、このたびまどかレディースクリニックをスタートさせるに至りました。専任の女性心理士によるカウンセリングができる体制も整っています。ひとり1人のかかりつけ婦人科医として、寄り添い、一緒にこれからを考えていきます。そしてその人その人の素敵な自分を取り戻していけることを、これからもサポートしていきたいと考えています。
皆様のご健勝とご多幸を心より祈り、ご挨拶と変えさせて頂きます。現在も、以前から担当してきた札幌医科大学附属病院での「更年期・心身症外来」での診療も週一回(毎週金曜午前)継続していきます。