低用量ピル(OC)
ピルとは“経口避妊薬” Oral Contraceptives の頭文字をとって(OC)のことです。
医師による処方が必要で、自費診療となります。毎日飲み忘れなく服用することで、避妊効果は確実なものとなりますので、女性自身で、自分の意思で、避妊することができます。ピルには3種類あり、ピルに含まれるエチニルエストラジオールの量によって分けられます。
一般的に“ピル”と呼ばれているのは低用量のもののことです。
低用量ピル(OC)は、避妊のために使用するだけではなく、月経痛(生理痛)、月経周期、肌トラブルなど、様々な目的で使用されます。
服用を開始したばかりでは、10人中1~2人の方に、軽度の吐き気、頭痛など“つわり”のような症状が現れることがありますが、数日のうちに症状は無くなります。
また、乳房が張ることがありますが、特に異常というものではありません。10人中1~2人に服用1~2ヶ月の間では、少量の出血が起こることがあります。
「血管の中で血の塊ができる血栓症のリスクが3~5倍に増加するといわれています。その頻度はピル内服女性1万人あたり、1~3人程度と高くはありません。(妊娠女性では1万人に6人)」
これらの場合は服用してはいけません。
子宮内に挿入することで受精卵が子宮に着床して妊娠することを防ぎます。出産経験があり、子宮筋腫などがない方に適しています。挿入後は定期的に位置がずれてないか確認が必要です。IUDは従来のものに加えて、避妊効果を高めるために銅がついたものや、黄体ホルモン放出がたのものがあり選択が可能です。自費診療です。