卵巣は「沈黙の臓器」と言われています
卵巣は、「沈黙の臓器」ともいわれ、卵巣腫瘍ができても、
ほとんど症状がありません。
卵巣腫瘍の大きさが、にぎりこぶし大にもなれば、専門家は内診で確認することもできますが、この段階になっても、自覚症状はほとんどないのが一般的です。
どちらかというと、検診や、別の病気の検査で偶然見つかるというケースのほうが多いのが現状です。
卵巣腫瘍の大きさが、こぶし大よりも大きくなってくると、下腹部の膨らみや、違和感を感じたりするようになります。腹壁が引っ張られているような違和感や軽度の痛みや腰痛なども症状として出る場合があります。
さらに大きくなり、卵巣が茎捻転(大きくなった卵巣がなにかのはずみに根元からねじれた状態)を起こすと、下腹部の激しい痛みや、ショック状態に陥ったり、嘔吐を起こすこともあります。ねじれたところから血流が途絶え、卵巣の細胞が壊死してしまうので、すぐに手術が必要となります。